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宮内庁御用達の医師

日曜日の朝早い時間、テレビをつけて何気なしにみていましたら、天皇陛下のお元気なお姿が映っていました。そして、ふと数年前に心臓の手術を受けられた時の執刀医のことを思い出しました。


天皇陛下の手術は間違いなく日本一の腕の立つ医師が執刀することを選定されると思いますが一般的に東大医学部か慶応義塾医学部の出身で、その附属病院の医師が選ばれると思っていましたが、選ばれたのは日本大学出身で順天堂大学附属病院の天野篤医師。
ある記事の引用ですが「天皇陛下の心臓手術という、これ以上なくプレッシャーのかかる手術の執刀医として、なぜ、天野さんに白羽の矢が立ったのか。

 

その理由を本人に問うと「当代一の外科医だからでしょ」と言う。しかしその明快な答えとは裏腹に、頂上を極めるまでの道のりは決して順調ではなかった。高校を卒業して3年間は浪人生活を送り、その間ほとんど「パチプロ」になっていたこともある。

大学の医学部を出た後も医局に残らず病院から病院へとしぶとく渡り歩いて、いわゆる「エリートコース」からは完全に外れていた。それでも手術する機会を貪欲(どんよく)に求めることで、ほかの誰より腕を磨いた。」

 


3年のパチンコ浸りの過去をもつ医師が宮内庁御用達の医師となったというのは驚くことですが、天野医師の実績をみれば、どんな人も口をはさむ余地はないことでしょう。
若いころに相当遊んで無茶をしていて、その結果主流を外されていると落ち込んでいる人もそれからの研鑽で日本一の腕をかわれ、これ以上無い貴重な経験をまかされるということもあるものだと思いました。