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評価基準が変わったもの

スキージャンプを見ていて、ふと思うことですが、いつからジャンプ競技の空中姿勢で板をV字型にするようになったのでしょうか。


札幌オリンピックの時では空中時でも足を平行にそろえていたと思います。板をきれいに平行にしていたら評価も高かったようです。


当然、当時は空中姿勢で板をV字型にすれば失敗とみなされ大きく減点されてしまいましたが、今ではV字型が主流となり減点対象からは、はずれています。


V字型の起源をさぐれば、スェーデンのヤン・ボークレブ選手が最初の実施者で、彼は元々足がガニ股であったため、1985年頃から空中でスキーの先端が大きく開くフォームとなってしまい、板を揃えて飛ぶのが当たり前だった当時としては非常に特徴的でしたが、これ姿勢が功を奏して飛距離を伸ばすようになったということです。

 

もし、いま空中姿勢を平行にしたままなら、どのような点数をつけられるか興味あるところです。
というか、当時減点対象となっていた事が現代では高い評価を得ることになるという事象は他にはないだろうかと気になります。


昔はバスケットボールの世界でも両手でシュートしていたものが、現在は片手が主流になっていますし、プロ野球のピッチャーなんか完投型、連日登板などもあたりまえでしたが、体力や戦術の科学的な研究の進歩により中継ぎ、抑え、継投戦術や数日休息を与えて体力を復元させることなどのほうが主力となっています。


試験で高得点をとるため教科書をいっしょうけんめい暗記している行為なども、後世の人から当時は何をやっていたのだろうかと笑われる時代が来るかもしれません。